守護霊・背後霊とは

守護霊や背後霊は「霊」という非物理的なものなので、私たちが普通に目で見ることができないものです。しかしスピリチュアルな観点で人間という存在を見てみると、肉体という物理的な要素の他に、エネルギーという精神的な要素も持ち合わせていて、このエネルギーの働きによって霊の存在が肯定されることになります。もともと科学的にはっきりと証明できないものは「思想」ととらえられていて、霊もこの思想の世界に存在するものと言えるでしょう。

 

守護霊とは、そんな霊の中の一つで、常に自分をサポートしてくれている役割りを持っています。目で見えないので自分がどのぐらいの数の霊を持っているかははっきりと分かりませんが、一般的には誰でも10体から15体ぐらいの霊がついていると言われています。守護霊は多くの場合、父方もしくは母方のご先祖様がついていることが多く、これらは「いたって普通」の現象と言われています。「霊がついている」というとパニックになってしまったり怖い思いをするのではないかと恐怖を感じる人も多いのですが、守護霊は自分を守ってくれる霊なので、ついていたほうが良いと考えましょう。守護霊同士がエネルギーのバランスを取りながら自分自身を守ってくれていることは、大きな安心材料と言えます。

 

守護霊は一般的には私たちの背中についているので、守護霊イコール背後霊ということになりますが、背後霊と呼ばれるものはたくさんいる守護霊の中でもリーダー的な存在な霊のことです。ご先祖様の霊が守護霊や背後霊になることが多いのですが、自分自身の生き方によってその時のエネルギーや魂にふさわしい霊がつくため、誰でも一生のうちに守護霊や背後霊は何回か交代すると言われています。いつでも高貴でレベルの高い霊がついてくれるというわけではなく、生き方やエネルギー、魂のレベルが落ちてしまうと、自分の背後につく守護霊や背後霊のレベルも落ちてしまうことになります。低レベルな霊は自分自身を守ってくれる能力が引くため、恨みや妬み、怨念などネガティブなエネルギーから自分を守り切れなくなってしまいます。その結果として、霊が人間の前に現れてしまったり、ネガティブな感情が多くなって雰囲気が変わってしまうなどの現象が起こるようです。守護霊も背後霊も、私たちを守ってくれる存在なので悪いものではありません。しかし、私たちの生き方によっては霊が後退してレベルダウンしてしまうこともあるようです。