スピリチュアルとは

テレビや雑誌などでも良く使われている「スピリチュアル」という言葉は、目で見ることができない非物理的なもので、「精神的」「霊的」などの意味を持っています。私たちの多くは、世の中で起こることすべてが科学的に証明できるわけではないということを知っていますが、スピリチュアルもそんな非物理的なものの一つです。スピリチュアルな世界においては、人間という存在には肉体という物理的な要素と、エネルギーという非物理的な要素があると言われていて、目ではっきりと見ることができない非物理的な部分は、人間が感じる「雰囲気」「オーラ」「空気」などと表現されることが多いようです。

 

スピリチュアルというと、霊的なものをイメージする人が多いのですが、実際にはスピリチュアルなものは怖いものではありません。霊と言っても多種多様で、守護霊のように自分を常に守ってくれる霊もいますし、生霊や水子霊のように除霊したほうが良いネガティブなエネルギーを持つ霊もいます。こうしたネガティブなエネルギーを持つ霊は、霊としてのレベルが低いと言われていて、レベルが低いために人間が見える所に出てきてしまうことが多いのだそう。しかし、こうした霊はごく一部で、大半の霊は守護霊のように自分にそっと寄り添いながら悪い霊がつかないように守ってくれる存在なのです。こうしたスピリチュアルな世界なら、怖がる必要はありませんね。

 

スピリチュアルの世界にはまた、カルマや輪廻という考え方が存在しています。因果応報と言えば分かりやすいかもしれませんが、自分が行った悪行は一周回って自分の所に返ってくるというのが、この考え方です。スピリチュアルな世界では、生きている中で悪い事ばかりをしている人は、悪いエネルギーを呼び込みやすく、周りにつく霊もネガティブなエネルギーを持つものが多くなってしまうと言われています。できるだけ良い霊についてもらうためには、生きている間の自分の行いを良くするように努め、嫉妬や妬みなどマイナスの感情を持たないように心がけるとともに、いつも愛で満ち溢れた生き方をすることが大切です。

 

私たちを見えない霊が守ってくれていることは、スピリチュアルの世界ではごく当たり前のことで驚くことではありません。目で見えない存在なので、自分を守ってくれる霊に感謝しながら生きる人は少ないのですが、スピリチュアルな存在にも感謝の心を持って生きることができれば、自分自身の精神がより高貴な所に行けるでしょう。