姓名判断とは

西洋占星術でも東洋占星術でも、占いをする際には自分自身の生年月日が良く使われる以外に、姓名が使われることも多いものです。名前によって運命や運勢が変わるのだったら、できるだけ運気が上がりそうな名前に改名したいなと思ったり、女性なら結婚する相手の姓にもこだわりたくなってしまいますね。また、生まれてくる子供につける名前も、できるだけ強い運命を持つ名前を付けてあげたいと思うものです。

 

姓名判断とは、自分自身の名前によって鑑定してもらう占い方法の一つで、占い方には漢字表記されている姓名が使われます。同じ名前でも使われている漢字が異なれば画数も当然異なるわけで、そうすると運命や運勢も変わってくるというのが姓名判断のメカニズムとなります。姓名判断で使われるのは姓名だけのこともありますが、より詳しく運勢や相手との相性を占いたい場合には、姓名に加えて生年月日を使ったり、姓名を言葉で発音する時の音も考慮しながら占うことができます。

 

姓名判断では、それぞれの漢字が持つ画数ごとに意味やメッセージ、役割があるとされています。大切なのは全体の調和なので、すべての漢字の画数が最強というものばかりでも逆に凶を引き寄せる結果になってしまって逆効果なこともあるようです。全体のバランスが大切ですから、生まれてくる赤ちゃんに名前を付ける際には、その辺も考えながら考えると良いでしょう。姓名判断は自分で考えながら画数に合わせて名前を付けることもできますし、人によっては占い師に命名をお願いするということもあるようです。

 

姓名判断は、すでに持って生まれた姓名を使って運勢や運命を鑑定するものです。そのため、すでに決まっている運命を知ることによって今後の人生をより生きやすくする工夫はできますが、もっと運を強くしたいというような「運命を変える」ことは簡単ではありません。しかし近年では、姓名判断によって芸名を変更するタレントや俳優なども多いですし、生まれてくる子供には姓名判断を考慮した名前を付ける親も増えているようです。ちなみに、姓名判断によって改名した人物には、加山雄三さんや渡辺えりさん、石田燿子さん、野球選手の山本浩二選手などがいます。また、世間を騒がせたオウム真理教を作った麻原彰晃は、姓名判断を考えながらつけられた名前と言われています。芸能人の場合には、改名することによって売れるかどうかがすぐに結果となって分かる特殊な例ですが、名前一つで自分の運勢が決まるということは、とても興味深い事ですね。