西洋占星術とは

西洋占星術というのは、一言でいうなら「星占い」のことで、自分が生まれた生年月日を使って運命や運勢、今後の未来を占うことができます。星占いは多くの人が気軽に楽しめる占いで、新聞や雑誌、ネットなどでも無料で楽しめるものがたくさんあり、私たちにとってはなじみの深い占いと言えるでしょう。運命を鑑定できる占いには西洋占星術の他にも四柱推命や風水、宿曜などがあり、それぞれ占い方の方法や必要になる情報が異なります。

 

西洋占星術を行う場合、まず最初に知っておきたいのは、自分自身が生まれた生年月日から区分される星座です。西洋占星術においては、星座の変わり目はとても重要で、その境目は生まれた年によっても異なることがあるので、占いをする前には自分の生まれた年も合わせてしっかりと確認したほうが良いでしょう。ちょうど境界線にいる人の中には「自分は山羊座とみずがめ座のハーフ」という人もいるのですが、西洋占星術ではハーフという概念はないので、きちんと自分の星座を調べたうえで占うことをおすすめします。

 

星座の数は12種類あり、それぞれ支配星と呼ばれるものを持っています。支配星が決められたのは天文学において土星よりも外にある天王星、海王星、冥王星などが発見される前だったため、現在ではこれらの星の発見によって支配星が変更となった星座もあります。天体に輝く星には運が良い吉星もあれば、運がそれほど良くない凶星もあり、吉星はベネフィック、凶星はマレフィックと呼ばれています。

 

西洋占星術では、それぞれの星座を男性サインと女性サインとに分類されています。これは基本的な性格を示すもので、男性サインはより社交的な性格の人が多く、女性サインに分類される星座の人は内向的な人が多いと言われています。どこまで社交的、どこまで内向的なのかは他の要素によっても影響されるので個人差がありますが、一般的には男性サイン同士や女性サイン同士など同じサインの星座なら気があって仲が良くなりやすいと言われています。

 

西洋占星術で占うことができるのは、自分自身が生まれ持った性格や行動など、考え方や言動に関する傾向やパターンなどです。自分自身だけでなく、気になる相手の考え方や行動パターンを知れば、気になる相手の気持ちをどんな風にして自分に向かせるかを考えることができますし、恋愛相手や結婚相手として相性が良いかどうかを知ることもできます。また、日によって星の位置が少しずつずれていくので、その日の運勢も少しずつ変化していくことを、西洋占星術を使って知ることができます。